トピックス 2012年4月1日
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「沖縄通信」
防衛大臣が破壊措置命令・・・沖縄県内4カ所にPAC3
3月30日、田中防衛大臣は北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射実験に備え、ミサイル防衛(MD)による迎撃態勢を取るため、自衛隊法に基づく破壊措置命令を発令した。
海上自衛隊呉基地から、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が輸送艦に積み込まれ、3日には石垣島、4日には本島と宮古島に到着し、6日までには全ての配備が完了するという。
こうした状況を受けて、沖縄においても「沖縄平和運動センター」が中心になり、30日夜、県庁前抗議集会と国際通りデモが取り組まれた。(英)
田中防衛大臣の基地と戦争押し付け来県反対!
沖縄をミサイル戦争の舞台にするな!
武力で平和は守れない!
PAC3配備に反対する集会声明
県民の皆さん。政府・防衛省は、北朝鮮が発表した「衛星」打ち上げを長距離弾道ミサイルと断定し、「領空、領海、領土内への飛来」に備え、沖縄近海へ3隻のイージス艦を配備するとともに、沖縄本島、宮古島、石垣島に自衛隊のPAC3を配備し、それを運用する陸上自衛隊の大部隊を送り込むと発表しています。その上で、田中防衛大臣は30日にも飛翔体の破壊措置命令を発する予定と報じられています。・
・・・今回の北朝鮮によるロケット発射を最大の宣伝材料として扱い、過剰なまでの警戒心をあおり、政府が進めようとする島嶼防衛を一気呵成に推し進めるかのように大規模な自衛隊部隊の展開を図ることに県民は大きな不安を抱いています。かねて「沖縄の基地の負担軽減」を公約する政府が、米軍基地をはじめとする軍事基地の整理縮小を実現することなく、今、新たに軍事緊張を造成し自衛隊基地の拡大と機能強化のみを推し進めようとすることは、県民に対する背信行為と厳しく断ぜざるを得ません。・・・・
2012年3時30日
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