トピックス2012/6/20
  6/17「宜野湾市民大会」

    

 6月17日、「普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し、固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会」(主催・同実行委員会)が、宜野湾海浜公園屋外劇場で開かれ、5,200人が参加した。 30℃を越す炎天下、会場に集まった市民の共有した思いは、もうこれ以上の危険を押しつけないでくれ、という悲痛な訴えであった。 宜野湾市の市民大会は、2004年9月の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落に抗議した以来、8年ぶり2回目となる。
 以下、宜野湾市民大会の決議を紹介する。 

 米軍普天間飛行場は、戦後66年を経過した現在も宜野湾市の中心に存在し、宜野湾市民や沖縄県民に対し早朝から深夜に及ぶ騒音被害を始め航空機事故などによる様々な被害を与え続けてきた。 日米両政府は、普天間飛行場の危険性を除去するため協議を重ねて来たが、SACO合意から16年、沖縄国際大学へのヘリ墜落事故から7年、在日米軍再編協議から6年が経過した現在も普天間飛行場では早朝から深夜に及ぶ飛行訓練が繰り返され、周辺住民は、騒音被害や航空機事故の危険性に晒され続けている。
 とりわけ、2004年8月13日に発生した沖縄国際大学へ米軍CH−53D大型輸送ヘリが墜落炎上する大事故は、市民、県民に甚大な被害と恐怖を与えた。
 そのような中、昨年6月米国防総省は、現在普天間飛行場に配備されているCH−46を2012年の遅くから垂直離着陸輸送機MV−22オスプレイに換装すると発表した。オスプレイは、開発段階から墜落事故が頻発している。また、実戦配備された2010年4月に墜落死亡事故が発生し、2012年4月にもモロッコで訓練中に墜落し米兵2名が死亡、2名が重傷を負う事故を起こしており、さらに、6月14日にはフロリダ州で訓練中に墜落し米兵5名が負傷しており、到底安全と言えるものでは無く、普天間飛行場への配備は断じて容認できるものではない。
 普天間飛行場全面返還合意の原点は「世界一危険な基地」普天間飛行場の危険性を1日も早く除去し、市民、県民の過重な基地負担の軽減を図ることである。
 宜野湾市民は、民間住宅が隣接し「世界一危険な基地」と言われている普天間飛行場に、安全性が懸念されるオスプレイの配備に反対し、普天間飛行場の固定化を許さず、以下のことを強く求める。 

●普天間飛行場へのMV−22オスプレイ配備を直ちに中止すること。
●普天間飛行場を固定化せず早期閉鎖・返還すること。
●普天間飛行場の閉鎖・返還の時期を明確にすること。
                                   以上決議する。  2012年6月17日
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