稲嶺市長は仲井真知事の辺野古埋め立て承認に対して、「名護を見捨てた」と厳しく批判。そして「基地押しつけの再編交付金がなくても財政を健全化させた実績」を強調し「辺野古の海にも陸にも新たな基地を造らせない。信念を貫く」と基地建設反対を訴えた。
沖縄選出の国会議員など多くの来賓が挨拶したが、特に注目を集めた人が二人いた。
観光業界の平良朝敬氏(会社・かりゆしグループのCEO)は「観光は平和産業だ。辺野古移設を受け入れると楽園を放棄することになる」と述べ、基地と観光が両立しない事を強調した。
もう一人が、元自民党沖縄県連顧問・元県議会議長の仲里利信氏。彼は沖縄4区で当選した西銘恒三郎衆院議員の後援会会長を勤めた自民党沖縄県連の重鎮である。その彼が、「西銘氏が公約を破棄し、辺野古移設を認めてしまった。私は抗議の意味で後援会会長を辞任した。仲井真知事の辺野古移設承認は県民への裏切りである」と述べ、稲嶺市長の当選をめざして毎日名護に通い選挙応援をしている。
このように、幅広い層の人たちが稲嶺市長の応援に乗りだしている。